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「あんな事があったね」と笑い合えたら

遠くから雨雲が大群になって押し寄せて

7月になった。
晦日に幼馴染の家でNEW YEARS EVEと、君に読む物語を観たのが昨日の出来事のように思える。去年の10月頃に、負のスパイラルに陥っていた今の自分の状況を変えたくて、軽いノリで友人と大阪梅田丸ビルの地下にある占い館へ行った。そこで見てもらったのは、当時私が想いを寄せていた人との運勢と、これから来たる未来で出逢う人達との運勢。

それが当たっているのかどうなのかは定かではないけれど、確かにあの占い師のお姉様から助言された通り、「これは此の先この人といても私が一生辛いだけだ…」と心底悲しかった決別の時が来た。

その頃の自分を兎に角変えたくて、胸下辺りまで根気で伸ばしていた髪を25cmバッサリと切り落とした。
人の印象は8割髪型で決まる。
どんなにパーマをかけても、どんなにカラーを入れても傷みにくく、良く言えば艶の多い(悪く言えば量が多く渇きにくい)長い髪の毛を褒められるのが嬉しくて、伸ばし続けたが、恋人でもなかったのに素直にそれに喜んでしまっている自分が酷く気持ち悪くなり、一体自分は何なんだ、この髪は誰のために伸ばしているんだと考えた結果の行動だった。私は誰のオモチャでも、言い成りでもない。私なりの静かな反抗だった。

そして、これも占い師の助言通り決別の時が終わった矢先2018年の春から新たに沢山の人との出逢いがあった。

PC画面に私の名前と生年月日、生まれた時間をお姉様がデータ入力しただけなのに…去年のあの占いは割りかし当たっている気がするけれど、余りにも事務的だったので私でも出来るんじゃない?とか思っちゃった。手抜き?
それかただ単に私自身が当たっているように思いたいだけなのかもしれない。

25cm切った私の髪の毛は、漸く首が隠れるくらいまで伸びてきた。もうあっという間に2018年も半分が過ぎてしまった。あっという間に、私の直毛髪はまた胸下まで伸びるんだろう。

少し高級な千總の線香花火
インスタントカメラに映るグレッチ
御手洗祭のみたらし団子
猛烈な通り雨とタクシー
暗いライブハウスとhughes&kettnerの光
アカツキコーヒーのレモンパフェ
微風台南の滷肉飯
キラキラ光る竹田の大手チェーンラブホテル
マズイ電子タバコの煙
北斗七星とカシオペア座
台風クラブのレコード
カラフルな白くまのカキ氷
淀川の花火大会
温泉、岩盤浴スパワールド
金魚の絵が描かれたオモチャのような風鈴
サイケデリックなミラーボール

占い師には予知できなかった
これからの夏の情景を、
私の周りにいるあたたかい人達と一緒に
沢山更新していくつもり。