星の数より奇蹟は起きる
2年前に奮発して購入した、アニエス・ベーの革靴をまた履く季節がやってきた。
買ったばかりの時は靴底には黒の星のマークがあったけれど、愛用して履いてたからすぐに星は消えて無くなった。
当時、好きだった人にこの靴がずっと前から密かに欲しい事を話ししたら、そんなのにお金を使うのならもっと他に良いものを買えると言われたのを覚えている。
今思えば、何でお前にそんな事を言われなきゃいけねぇんだ好きな時に好きなもの買わせろと言う気持ち。（結局欲しすぎて買った付き合わなくて良かった）
良い靴は草臥れても味がでる。夏以外は基本的に履いてるので履き皺は付いてるし縫い糸もほつれている箇所もある。ボロボロだけど、私はこの靴が大好きだ。
ブラシで靴についた汚れをサッと落として、クリームを塗る。クラシックに丸いフォルムが可愛くて、靴先を艶々にして履く。心がサッパリする。
何かを「洗い流す」のが自分がきっと好きなんだろう。お風呂で自分の身体を泡まみれにして洗うのも、髪の毛を丁寧に洗うのも、台所の汚れた付近を洗うのも、トイレを掃除するのも、汚れた物がとれて綺麗になる瞬間がたまらなく最近の快感である。（但し自分の所有物に限る）
身の回りの物を整理したら、自然と心にも整理がつく。私の母がいつか私に話した言葉を、煙草を吹かしながら思い出す。
出したら出しっぱなし、使いっぱなし、面倒くさがりな自分に鞭を打って、朝は少しだけ早起きできたら美味しい朝ご飯を食べれるし、お昼ご飯も持っていけたりする。
大根、人参、豚肉を最低限買って、あとはしめじとか、榎とか、きのこ類を入れるのもよし、ワカメを入れるのも良し。夜に豚汁を仕込んで、次の日スープジャーに入れて仕事場に持っていく。私の豚汁は、自分で言うのも何だがめちゃめちゃ美味い。この間はつい作り過ぎたので喫茶百景の店主高田さんにもお裾分けをした。胃袋掴めたやろか。
今はとろけるチーズが余ってるので、秋冬はドリアやグラタンにチャレンジしたいけれど、耐熱皿を購入しないといけない。食器も好きなものにこだわりたい。幸い、近くの神宮丸太町にはいくつか小粋な雑貨屋さんがあるので、攻めてみようと思う。セカンドスパイスさんや、kitさん、草星さんにも行きたい。
秋ってどうしてこう物欲が沸くんでしょうね。
人は勿論、中身が大切なんだけど、今年は自分が「良いと思うモノ」を身に纏って、「良いモノ」を部屋に置きたい。
4年ほど前からacneのマフラーを欲しいと思っていたんだけど、今年いざ購入したらどうやらロゴが変わったようで。前の方がひっそり良かった気もする。大切に使えばモノは裏切らない。
A.P.Cの煙草色のコートを早く着たいからもう少し寒くなって欲しいけど、今年はもう1着、黒いコートを買おう。あとは完全ワイヤレスイヤホンも欲しいなぁ〜欲しいものって尽きないな〜〜！！！私は貪欲だわ〜ミニマリストなんて無理無理〜レコードも欲しいしフィルムカメラも欲しいけど上手く使いこなせる自信ないから写ルンですから離れられない〜〜
あ、ヘリノックス欲しい〜〜（急）
寒くなれば、今よりかは髪の毛も伸びている筈だから。伸びたらパーマをかけて、フワフワにしよう。
10月に入って、半袖の人も最近は殆ど見かけなくなった。仕事柄、学生を良く日頃見ているけれど、文化祭の練習で夜遅くまで残っている学生がチラホラいる。自分も学生の時、20時、21時くらいまで残ってギターを弾いていたなぁ。今年の我が母校の文化祭には、JYOCHOが来ます。ステージのすぐ後ろに事務所を構えているので、めっっちゃうるさいらしく、皆んなイヴ祭は有休を取って休むくらい仕事にならないらしいので、私も休もうかな。笑
今日の動画は、9月末に長野は松本まで足を運んだ「りんご音楽祭」にて出演していたUAの大好きな曲。
これと情熱とミルクティー聴けて、ほんまに心が泣いた。
私が私らしくいてもいいんだなと思い出させてくれる曲。Love scene
地球を歩いて、背筋を伸ばして、少しでも重力に抵抗して、地面になすりつけた革靴の裏に光る黒い星が今日もまた歩く度に消えていく。
