心に錆びついて　取れないあの日の言葉を

どうもこんばんは。やのしです。

以前の日記で、髪伸ばすの頑張るぞーっていう意気込みも込めて投稿したのも束の間

ばっさりと切ってしまいました～はぁ～めっちゃラクチン！！

ショートカットの自分が気に入ってるわけでは無くて唯々手入れが楽

首周りに髪の毛無いのが最高ですね。いや～～ロングで夏を過ごせるのは何年後になるんだろう。(笑)　

3年前のバレンタインデーに、私の4歳年下の女の子の友達が天国へ行きました。

今日はその子の事を少しだけ…。

その子は私が知らない間、ずぅっと癌と戦っていた。私はその子が天国へ行ってから

その事をお葬式でその子のお父さんから聞いた。お父さんは近所でも有名な内科の先生で、私は小さい時インフルエンザの注射も打ってもらったし、母が肺炎になって

大変だった時もお世話になった。家族ぐるみで仲良しだった。

パパがお医者さんでも、完治しない、進行を防げない病気がこの世には五万とある。

その子が亡くなった連絡を知ったのは、今から3年前、私がまだイルビゾンテの

店舗に立って働いていた時だった。西宮まで松尾から1時間半という今考えたら吐きそうな通勤時間を阪急電車で通っていた。いつものように遅番出勤だった私は

一人でガーデンズを後にして電車に乗って、ぼんやりとそれはぼんやりと無意識にフェイスブックを眺めていた。その子のお兄ちゃんともフェイスブックで繋がっている私は、お兄ちゃんの投稿でその子が亡くなったのを知った。

エイプリルフールにはまだ早いし、いきなり何なん？何のギャグなん？て思った。

息を引き取ったって、何？こんなん嘘や。明日通夜なんて嘘や。意味わからん

って、言葉も出さずに気づいたら電車の中でずぅっとずぅっと泣いてた。

松尾までの1時間半、本当にずっと泣いてた。

バレンタインデーが近づくと、それから毎年、その子を思い出す。

小学生の頃、一緒にプールに行ったこと。サマーキャンプで、得意のバイオリンを聞かせてくれたこと。他の女の子と一緒に、シルバニアファミリーで遊んだこと。

めちゃくちゃ楽しかったお泊り会。プラネタリウムにも一緒に行った。そんで一緒に退屈って言いながら寝た。妹が出来たみたいやった。弟とはまた違う可愛さがあって、

堪らなく楽しかったな～。

華奢で細くって、ハーフみたいな綺麗な顔立ちで、空手を習って筋肉質な私より断然女の子っぽくて可愛かったし、4つ年下やのに大人びてた。(どう間違えて何で私空手なんて習ったん？しかも黒帯取るまでそんなガチやったん？大人しくバレエ習っとけよ)

将来はバイオリニスト、私は漫画家になるって話してた。私、栞ちゃんの絵が好き、なな、栞ちゃんと一緒の中学行くって言って、それで同女に来てくれたんやんな。下手くそながら漫画を描くのが大好きだったので、お絵描き教室を開いた。懐かしいなぁ。もっともっと話しときゃ良かったって思う。私からもっと連絡取ればよかったよな。お兄ちゃんもバンドでギターボーカルしてるってお母さんから聞いてたよ。ななちゃんと音楽の話ホンマにもっとしたかった。

私のライブも一回、見てくれたんやろ。お兄ちゃんほど、かっこいい演奏出来てなかったと思うけど…(笑)　

ななちゃん、相変わらず私はもう今年28歳になるってのに、まだ自分の生き方がわかってないです。進むべき道もわからず路頭に迷っています。仕事も遂に辞めるし。

恋愛は楽しいけど反面難しい。28歳になっても大人になんてなれないんです。

家族とのコミュニケーションは昔より上手くできません。小学校2年生の時に発病した一型糖尿病も完治してません。人生イージーモードなんて言ってみたいし、要領よく生きたいよ。

天国でバイオリンをいつか聞く日が来ると思うから、それまで練習しといてな。

私、ポンコツで何もできないけれど、ななちゃんのためなら歌を歌えるよ。

きっと。アンサンブルしような。

全力で汗をかいて私は歌い続けるから。

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