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「あんな事があったね」と笑い合えたら

例えば緩い幸せがだらっと続いたとする

久しぶりに外出したけど、今日は雨だった。
在宅勤務でずっと閉じこもっている人間は、日々の季節の巡りや天候を知ることがニュースでしか無いので、身体で感じ取ることが難しくなる。
久しぶりの雨でも、髪の毛が予期せぬ方向へ畝っても外出できて私は楽しかった。

恋人が3月末に書き上げた小説を読み終えた。
正直に言う。私は、彼の書く文章を余り受け入れることが出来ていなかった。だから、本気で取り組んでいる彼に曖昧な意見を伝えるのは申し訳ないし、自分が彼の文を上手く受け入れれてなかったので、目標に向かって頑張って小説を書いている彼を上手く応援できずにいた。

その事をとある人に相談したところ
とんでもない返答があった。
Filmarksでもそうだけど、映画観てて、うわ〜、これ共感めちゃめちゃできる!
だから良い作品だ。共感出来るから良い作品なのか?そんな事絶対にないですよね。
箭野さんは、彼の文章をまだちゃんと受け入れれてないだけで、それを読みにくいって言ういちゃもんをつけちゃ駄目だし、それも一つのその人が作り上げた創作物として、読まなきゃ。小説なんだから。
と言われ…
自分は本当に、楽に生きてきた結果、
恋人の努力の賜物を受け入れようとせずにいたんだなと、反省した。
不器用でも、ゆっくり読んで理解すれば良いのだ。そして何度でも手元にあるのなら、読み直せば良いのだ。
恋人の文を読む。これ程、よりも大きな愛情表現って無いんじゃないか。なんつって。
サークル時代オリジナル曲も作れず、コピーばっかで披露して。私とは比べれない程の凄さが彼にはある。






最近、仕事で2回ほどやらかし
1件の失敗に関しては顛末書の提出を求められた。もう1件は、在宅勤務で禁止されている残業をしてしまったこと。
ついてないなと思った…
顛末書の件については言い訳をさせてもらうと、うちの会社は「わからない事は自分で解決して対応する」方針なので、自分で解決すべき問題だと思ってとった行いが裏目に出てしまった。
でも、良いのだ。在宅だし。嫌な奴と顔を合わせなくて済むのは本当に気が楽になる。
どうか在宅勤務のまま、このまま本社に復帰する事なく結婚して仕事を辞めたい。
そんな意識の低い事を考えている。

ウェブサイトでたまに見つける、唆られる求人募集を見ると行くはずもないのに応募していたりする。
ただ、履歴書や職務経歴書を書くのは億劫だし、本気で転職をする気でないとやはり実行できない。万が一面接を受けて採用の連絡をもらったときは、今の会社を辞めることになるんだろうし、でもそれはきっと、今ではない。
とりあえず、もう変に重い案件を自ら持っていくのを控えようと思った。だって残業出来ないのだし。
1人になるとどーーしても捻くれる。困っちゃうね…





もう2度と会うことのない人たちと
SNSだけで繋がっている。
夫に不倫されまくってる子。海外へ行ってしまう旧友。婚約破棄して、今は家で趣味の繋がりを持って楽しんでいる友達。3歳からの幼馴染は、息をする感覚で、在宅勤務中もラインをしている。
いつになったら、また前みたくマスクを外して夜の街を好きな人達と歩くことが出来るんだろう。

私の20代は、あと2ヶ月もない。